お知らせ

●6月24日の東京シティに、桂さんお誕生日二日前企画のアンケート本を作ります。つきましては、皆様にアンケートをお願いします。名付けて、「銀魂キャラクターなりきりアンケート「ヅラに誕生日プレゼントを用意しよう」です、よろしくお願いしまーす。
●桂マイナーcpアンソロ、2011年6月シティのコタ誕で発行しました。
●アンソロ本文に、誤字を発見しました。
お取り替え、てか修正については こちら をごらんください。
今現在、修正関連のお知らせはhotmailには届いておりません。「送ったけどやぎさんに食べられたっぽいよ!」という方がいらっしゃいましたら、拍手か こちら までお願いします(爆)

ComicCITY140お品書きとおまけコピー本

新刊「戀唄」の、エピソード的なおまけ本、つきます。
七月九日、沖田くんのお誕生日のお話です。R18です
ご希望の方は、年齢確認のうえ、お申し出ください。

当日は他に、

「屯所より愛をこめて」

「二つの恋の物語」

「桂さんのお誕生日をゲームをしながらお祝いしよう略してづらげー!!!」


「ツバメいついつ巣に帰る:沖桂編 」

その他、以前の既刊も持ち込み予定です。
ギンタマンシリーズも、あります。

あと、十月のかぶき町で発行予定の、合同誌の告知ペーパーも持ち込む予定です。今から作ります。←順番逆じゃね?




続きは、コピー本のサンプル。
目隠ししたりオモチャ使ったり、いろいろしてます。
苦手な方はご注意を。







mine,yours



「誕生日プレゼントぉ?」
 飲みの席も宴もたけなわ、周囲の客の喧騒ともごっちゃになって騒がしい中、桂にそれを聞かれるとは思ってもみなかった。
「え、俺からのですかぃ?」
「いや、俺からお前にだ」
 いつもに増して、桂の顔は赤い。本日の主役その一ではあるが、元々そんなに酒が強くないし実習の疲れもあるだろうから、と、飲むペースも飲まされるペースも抑えていたはずである。それを指摘すると、お前もだろう、と返された。
「まー、俺は、初めての飲酒ですからねぃ」
 つい本日、二十歳を迎えた本日の主役その二である。剣道部の方では羽目を外しかけるシーンもありはしたが、何とか飲まずに我慢できたのは、ひとえに目の前の年上の恋人が、そういう事に厳しかったからだ。
「つっても、俺もあまり飲んでないつもりですけど、顔に出てやす?」
「結構赤いぞ」
「マジでか。トイレで顔見てこよーっと」
「おい。」
「桂さんも、一緒に行きやしょうぜ」
 何しろ、恋人同士の甘ーい語らいになるかもしれないのだ。坂本やエリザベスと言った飲んべぇはこっちのやり取りなど意に介さない体で飲んではいるが、それでも聞かれたくはない。渋々腰を上げた桂を引っ張り上げると、「連れションいってらっしゃーい」とか声をかけられた。
「成る程、こりゃ赤ぇや」
「言ったろう。で、だ」
 女子トイレから出てきた見知らぬ若い女に、ちらりと視線を向けられる。狭い間口だし沖田は気にならなかったが、桂は居心地悪そうに肩を縮こまらせている。女を見送ってから、小声で、続きが口に出された。
「何か、欲しいものはあるか」
「え?」
「すまないが、忙しくて、準備できなかった」
「あー、そりゃ」
 実習が終わった後も、お礼状だ大学への提出レポートのまとめだ休んでた間のノートの確保だ更には卒論だ、と、沖田が把握しているだけでもこれだけの、目の回る忙しさだったことは知っている。
 ついでに、それがエリザベスからの情報だったことも思い出して、少しだけ頬を膨らませた。それを、桂は何を思ったか、また「すまない」と謝罪を繰り返す。
「買いに行く暇も考える暇もないし、お前が何を欲しがるか軽く考えただけでは思いつかないし、まさかプレゼントにせんべいというのも何だし。いっそ、直接何が欲しいか聞いた方がいいと思ったんだが。それとも、せんべいの方が良かったか?」
「や、それはまたの機会でオネシャス」
 むしろ、渡りに船である。
 ちょっとだけ、考えるそぶりを見せる。また、別の席の女がトイレに入るのを見送ってから、やおら口を開いた。
「それ、して欲しいこと、でも、良いですかぃ」
「? 別に構わないが」
「だったら」
 耳元に口を寄せて、そっと囁く。咄嗟に顔を離した桂は、耳まで茹で上がっていて、その場でキスしたいとかいっそこのまま抜けるかとか、そんな欲求を押さえるのが大変だった。



 次の日の週末、約束通り桂は時間を作って、夜に会うことができた。
 軽くお茶をしばくだけして、夜食代わりにコンビニ弁当とスナック菓子を買い込む。馴染みの蕎麦屋で始まった初夏の新作に、桂はだいぶ心を惹かれていたが、それは明日、と言いくるめた。
「約束だぞ」
「アンタが自分で、腹いっぱいでヤるの嫌だって言ったんでしょーが」
 久しぶりの、ラブホテルである。しかも、宿泊は初めてではなかろうか。ワクトキの止まらない沖田とは違い、桂は落ち着かない。ノートパソコンが入っている鞄を、さっきからちらちらと見ている。
「こっち見てくだせぇよ」
 軽く笑って、口づける。落ちた照明の中でだが、顔がかすかに赤い。落ち着かないのも緊張からだ、と判る。
 何より桂は、男子として二言はあまりない。
 軽く、触れるだけのキスを繰り返す。少しずつ、閉じた唇を食むようについばむ。ぺろりと舐めると、抱いた肩がびくりと震えた。
「怖がんねぇでくだせぇ」
「怖がってない。ただ、その、」
 少しだけ、まなざしは泳いだ。薄暗い光源の中、琥珀はいつもより深い茶を帯びている。移りこむ沖田の影すら、沈み込んでいきそうだ。
「風呂、とか。いいのか」
「まず風呂で第一ラウンドですかぃ」
「違うだろ、馬鹿。ただ汗を流すだけだ」
 のぼせるから、と、風呂でのセックスも桂の苦手の一つだ。ねだれば持ち込めないこともないが、沖田はひとまず引くことにした。今日したいのは、別のことだ。
「口、開けて」
 キスを再開し、そう囁く。いつももう少し渋るのに、今日は素直に応えてくれるのは、これが「誕生日プレゼント」の一環だからか。口の中に舌を滑り込ませる。絡ませようとしても、桂のそれが逃げるのは、もう癖みたいなものなんだろう。舌以外の、歯列や口壁を、代わりに舐る。耐え切れなくなった桂が、酸素を求めて口を開く、そこに深く侵入して舌を捕らえる。
「ふ、……ゥン…」
 漏れる息に、甘さが混じり始めた頃、口を開放した。常に閉じている口を半端に開いて、、喘ぐように息を継ぐさまは、いつも沖田をぞくぞくさせてくれる。
「気持ちよかったですかぃ?」
 呼吸困難からではなく、感じてくれてるのなら、嬉しい。桂は恨めしそうに、軽く睨む。
「目、閉じてくだせぇ」
 ねだる声に、桂は素直に応じてくれた。今度は、キスではない。取り出した長い布で目を覆い、後ろ頭で結わく。そして、もう一度口づけた。ついばむだけのキスに、肩は、強張っている。
 目隠しとか、いろんなプレイがしたい。
 誕生日プレゼントとしてねだられたそれを、桂は戸惑いながらも頷いてくれた。今は、どう思っているだろう。怖い?と問う言葉を、今は飲み込む。
「手、出して」
「手?」
「そう。そろえて出してくだせぇ」
 素直に、手が胸元に出される。ちょろいなぁ。唇の動きだけでそう呟きながら、その手首に手錠をかけた。
「…………はぁっ?」
「うん、何かしっくりきやすね」
「おい、今何した」
「何って、手錠をはめただけでさぁ」
「はぁぁっ?」
 声が裏返る。うん、本当にちょろい。
「おい待て。今日は、目隠しだけじゃ」
「目隠しとか、いろんなプレイしたいって、そう言いやしたぜ」
「な……っ」
 ここで、覚えてないとか具体的には目隠し以外言われてないとか、桂は反論できただろう。けれど、それをしない。思いつかないのかもしれない。口をはくはくと動かす桂の、耳元に口を寄せる。
「プレゼント、ありがたくいただきます」
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by wakame81 | 2017-06-17 21:04 | オフライン。  

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