お知らせ

●6月24日の東京シティに、桂さんお誕生日二日前企画のアンケート本を作ります。つきましては、皆様にアンケートをお願いします。名付けて、「銀魂キャラクターなりきりアンケート「ヅラに誕生日プレゼントを用意しよう」です、よろしくお願いしまーす。
●桂マイナーcpアンソロ、2011年6月シティのコタ誕で発行しました。
●アンソロ本文に、誤字を発見しました。
お取り替え、てか修正については こちら をごらんください。
今現在、修正関連のお知らせはhotmailには届いておりません。「送ったけどやぎさんに食べられたっぽいよ!」という方がいらっしゃいましたら、拍手か こちら までお願いします(爆)

Intermezzo~Ⅲ~

一方そのころ。


改めて。本誌ネタバレあります。大事なことなので、三回言いました。









 開いた画像を少し眺めて、ぱちんとケータイを閉じる。
「何か連絡がありましたか、桂さん」
 尋ねる同志に、いや、と手を振った。
「そんな大したものじゃない」
 題も本文もない、写真だけのメールだ。重要機密でも、何でもない。しかも、たった今届いたものではない。
 メールの日付は、ちょうど一年前を記していた。
 そうですか、と、同志は話題を変えた。
「……どうなりますかね、この戦い」
 坂本らとは、今は別行動を取っている。地球では、先に降りた銀時たちが、解放軍を相手取っているはずだ。攘夷戦争の再来のような、宇宙の戦力を結集したような解放軍との戦いは、厳しいものになっているだろう。それでも、しのがなくてはならない。
 自分の打つ手が、勝利をつかむ切っ掛けになればいい。
「油断はならない、いや、諦めたらそこで終わってしまうような、厳しい戦いになるだろう。だからこそ、我々はやり遂げなければならない」
 大丈夫だ。そう断言すると、同志はほっと息を吐いた。
 それでいいと、思う。
 力を漲らせることは大事だ。緊張は、そのためにある。けれど、気負いすぎては、何かあった時に脆く折れてしまう。
 そういえば、と、桂は話題を変えた。
「地球ではそろそろ、大晦日になるな」
「あ、そうですね」
「戦いが終われば、新しい年だ。年越し蕎麦を食べないといけないな」
「桂さん、それフラグです」
 笑いが起きる。その輪の中で、ケータイをぎゅっと握りしめる。
 食べたいな、地球に生きて戻りたいな、そう思った……思わされた。
 笑みを浮かべる。未練はきっと、踏みとどまる力になる。
「些細ないたずらのつもりなんだろう……だから、礼は言わんぞ」
 ひそりと独り言を落とし、目を細める。
 ずっと追いかけてくるそのまなざしが、密かに桂を揺さぶってくるのは、絶対に伝えてやらない、秘密なのだ。





                            ~終~
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by wakame81 | 2016-12-31 12:08 | 小説。  

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